コーヒーもう一杯 第5巻(最終) - 山川直人
- Date:
- 2009-06-02
- Category:
- BOOK
山川直人さんの連載作、「コーヒーもう一杯」の最終巻がとうとう発売になったので購入。連載が終わることを知ったのはmixiのコミュニティがきっかけだったか。これまでのように新作がすぐに読めるというわけにはいかなくなるのがさびしい限りだが、この単行本の発行元のエンターブレインは、この連載のほか山川さんのインディーズ時代の作品を単行本化するなど作家に対してかなり好意的な態度をとっているので、にわかに期待してしまう。
日常を取り上げた作品が商業作品として成立するようになったのはいつからなのか。近代文学には多く見受けられるが、その後の作品にはあまり見当たらないように感じている。どのような作品が求められるかは時代が決める、それはタイミングの要素がほとんどで、作家個人の力量が左右できるものではないと思うが、そういったなかで自分のスタンスを変えず活動を続ける山川さんのこれまでのキャリアは、修練を嫌い自己主張を好む現代の僕ら20代が自分の問題として腰をすえて考える事柄だと思う。
「コーヒーもう一杯」はボブ・ディランの曲からきているとか。One More Cup Of Coffee、「裏切り者」を通り越した70年代のディランだ。この曲を聴きながら漫画を読むのは、最終巻がはじめてかもしれない。
Trackback
http://tplh.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/901
Comment
There is no comment on this entry.