蒲団 - 田山花袋
- Date:
- 2009-05-24
- Category:
- BOOK
久しぶりに近代文学を読んだ。吉祥寺の古書店「さんかく」に田山花袋の蒲団が置いてあったのを見つけたので衝動買いしたのだ。
作家として成立している時雄は美しい女学生の芳子を弟子に入れるが、彼女に惚れ込み、妻子のある自らの立場と、恋人と逢引をし続ける芳子の態度とに煩悶し続ける。その様を延々と描いている。漱石や、いく分時代は先になるが太宰などは、僕自身の生活になぞらえて共感できたのだけど、この蒲団は30代である時雄があまりに恋愛に不器用に描かれていて、あまり現代にはなぞらえて考えられないなと感じた。この作品はクライマックスのシーンに代表されるように、性的な描写を具体的に描かれているのを評価されていたようなので、その点性的にオープン(或いはルーズ)になった現代の視点から見ればヌルくなってしまうのは仕方がないことか。
こんな動画を見つけた。キモいが、作中の雰囲気には合っている。
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