クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
- 投稿日 :
- 2008.6.01
- カテゴリ :
- 06_MOVIE
DVDを借りてきて観る。表題がそれ。アニメ映画をわざわざレンタルして観るというのは何年ぶりか。クレヨンしんちゃんの映画は、この作品のみチェックせずにきたので思わず借りた。
オトナ帝国や戦国大合戦で感動路線をすすみ話題を集めてから4年、監督はさらに二度変わり、てっきりストレートなギャグものかと思っていたら今作はなんとホラー。ドッペルゲンガーさながらの瓜二つのダミー人間が、よしなが先生や風間くんのママなどおなじみの登場人物と入れ替わり、野原一家や幼稚園の友人らの疑心暗鬼を煽る。いったい誰がホンモノで誰がニセモノなのか?シーンが進むごとにニセモノは数を増してゆき、疑念はさらに増していく。その描写がなかなかよかった。
観ていて似ていると思ったのは、永井豪がマガジンに連載していた、漫画版デビルマンだ。デビルマンでも終盤、悪魔に憑依されたのは誰なのか?それを疑う人間同士の争うシーンが、残酷な描かれ方をされていて印象に残っている。隣人が次第に信頼できなくなってくるこのプレッシャーはデビルマンもクレヨンしんちゃんも共通して持っているものだ。
なかでも、風間くんのママがニセモノと入れ替わってしまい、風間くんがそのことに薄々感づき始めていながらも母親を疑い切れず、やがて自分もニセモノたちに捕獲されてしまうこの様は、デビルマンでの「ススムちゃん大ショック」と酷似している。無論風間くんが首をはねられたりはしないけれど、ニセモノの母親の見せる悪魔のような風体はいままでのクレヨンしんちゃんでは見られなかったもので、意表をつかれた。こちらもまさに大ショックである。
この次の映画ではまたベタなギャグものに落ち着いているため、この映画は今後もユニークなものとして扱えるだろう。そういう意味でも面白い作品と思える。
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