MdN-Designer meets Designers 03 参加
- 投稿日 :
- 2008.5.10
- カテゴリ :
- 03_WEB
5月9日(金)、六本木ヒルズ森タワー内にて開催されたMdnのイベント「Designer meets Designers」に参加させてもらった。最近移ったばかりの会社のリーダー職にあたる方が同イベントで公演することになっていたので、招待者というかたちで参加できたのだ。
今回のテーマは「現場で生かせるWeb標準の知識とテクニック」。web制作の仕事に就く人間ならば、その是非によらずとも必ず関係してくるのが「web標準」だけれど、今回のイベントでは4つのセクションが設けられ、それぞれのセクションにて「web標準とはなんぞや」という同様のテーマについて論じる段取りとなっていた(僕はセクション3まで参加し途中退場したので4つ目は聞いていないが・・・)。テーマが共通であるので別のセクションであっても論じられた内容も共通している部分が多かった。なので、これから書く感想についても参加したセクション1~3までの内容をまとめることにする。
語られた内容は多岐に渡り、W3CやWaSPなどの活動やHTML、CSSの仕様、テクニックなどさまざまあったが、一貫して語られていたテーマはひとつであるように思えた。それはセクション2(株)ミツエーリンクスの木達さんの言葉を借りれば「バランス感覚」である。今回はそれについて思ったことを書き残しておく。
web制作の現場において案件ごとにゴールも要求も異なる。webサイトを制作する際にはデザインからHTMLまで制作工程は段取りが分かれているが、それぞれの工程で留意するべき点は案件ごとに異なるということ。
- 文字コードはなにが適切なのか。
- 文書形式はなにが適切なのか。
- 対応ブラウザの範囲はどこまでとするのか。
などなど、挙げればきりがない。
これはクライアントの業態などによってもさまざまあるだろう。webサイトが売上に直結するECサイトなどでは、シェア1%のブラウザもサポートしなければならないだろうし、一般家庭がメインユーザーであればモダンブラウザの仕様に沿ったHTMLやCSSの書き方で済むだろう。問題は「どれが正しい」という絶対定義が存在しないとのこと。
「web標準はルール」という解釈は誤解であるというような言われ方も時折されていたが、これはクライアントだけではなく制作側にも根強く残っている解釈の仕方だと思っている。ことHTMLの正しいマークアップについては認知度が低いと感じていた。CSSTipsにしても流行であるのか、web制作の雑誌などにも頻繁に特集が組まれさまざまな手法が掲載されているが、HTMLの正しい文書構造を保つ前提で書かれているものは少ないように思っていた。それを通り越して制作側にCSSの方法論だけを浸透させたために、その方法を実践することが「web標準」であると誤解している制作者も多いように思う(現在の時点でどうなっているのかはわからないけれど)。
そういった誤解に対して、「web標準はそうじゃなくて本来こういうことなんですよ。」という話の発展のさせ方を、僕は日頃の不勉強がたたってこれまですることができなかったけれど、今回はそれをしっかり補完するための講義であったと思う。WaSP、WCAG、JIS X8341-3:2004、application/XHTML+XML などなど、知らない言葉が多すぎた。これをヒントにあらためて勉強しなおさないといけない。
web標準に準拠するという取り組みは、善意に近いものがあると個人的に捉えている。それは商業的に有利であるかという話とはまた別の話になる。だからweb標準への準拠を優先度の低いものと捉える同業者がいたとしてもそれを責めることはできない。でもそれを実践したくて会社を変えた僕としては、準拠を理解し推進してゆく心積もりでいようと思いました。おわり。
- MdN-Designer meets Designers
- http://www.mdn.co.jp/webcre/d2/
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