転々

投稿日 :
2008.4.23
カテゴリ :
06_MOVIE

DVDを借りて観る。表題がそれ。三木聡監督、オダギリジョー主演。時効警察以後の作品としては2作目だそうで、主演が共通ということもあってかこの映画のなかにも時効警察ネタが見られるが、僕が時効警察をきちんと観たことがないのでそのへんは割愛する。

吉祥寺から霞ヶ関を歩いて目指すロードムービー。息子がいない男と、親父のいない男の人生が、旅の途中でつぎつぎと辿られる、典型的なロードムービー。最初、サマーバケーションEPかと思ってしまったが、ただ物語のジャンルがおなじだというだけのことだった。同タイトルのロードノベルがあるそうだが、ひょっとするとそれが元ネタになっているのかもしれない。小説が古本で150円だったので、ついつい衝動買い。

今回の主要な登場人物はオダギリジョーと三浦友和のふたり。女性は脇役で登場するのみ。三木聡の映画では、女性の主要登場人物の貧乏くささっぷりを毎回楽しみにしていたので、これはざんねん。オダギリジョーが貧乏くさい役回りなのはこの映画に限ったことではないし、三浦友和の役は金貸しという設定もあってか強烈なので、その点同監督のほかの作品とくらべてベーシックな調子だった、これもちょっとざんねん。毎度の小ネタは健在。全編とおして「あるあ・・・ねーよwww」的なノリは変わらないので、これはよかった。

岩松了とふせえりのコンビは、ストーリーに緊張感をあたえる役割で登場するが、主演のふたりの旅路とは離れた位置にいる。物語の主軸からすこしはずれた位置にいるので、オダギリジョーとの絡みはない。この絡みが実はたのしみだったりしたのでまたもやざんねんだったのだけど、この二人が登場すること自体既にベタになっているので、絡み方までおなじになったらベタベタになってしまうから、これはこれでじゅうぶんアリだったのかもしれない。

映画「転々-てんてん-」オフィシャルサイト
http://tokyosanpo.jp/indexp.html

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