原美術館コレクション展
- 投稿日 :
- 2008.4.19
- カテゴリ :
- 01_PHOTOGRAPH
原美術館にて開催中の展示を観に行く。今開催されているのは、同美術館の所蔵品展。気になったのは2点、以下それらのまとめ。
名和晃平 - PixCell [Zebra]
2003年の作品。正方形をした透明のケースのなかに、シマウマの像が浮かんで見える。見る方向によってケースのなかに映るシマウマのからだが歪んで見えたり、からだの半分が消失したりといろいろ変化する。シマウマの像がリアルなものだけに、最初はケースのなかに剥製でも埋め込んでいるんじゃないかと思ってしまったがそんなはずもなく、そのリアルに見えるシマウマのカタチを光の屈折でころころと変えていくそのさまが愉快。プリズムシートを使用しているためにこのような見栄えになるとのことだけれど、詳細な仕組みはさっぱりわからない。
web上をあさると、作者の情報がぽろぽろと見つかる。1975年生、今年でなんと齢33歳!今回展示されていた作品は28歳のときの作品だそうだ。このスピード感はなんだろう。
ほかのPixCellシリーズ作品もいろいろと見ることができる。透明なケースを使用したもののほかにも、ガラスビーズを動物の剥製の表皮に貼り付けたものもある。その意図も作者本人のインタビューにて語られていたが、まったくわかりませんでした。
- Kohei Nawa(作者公式)
- http://www.kohei-nawa.net/index.html
- ART遊覧: vol.48 名和晃平(Kohei Nawa)
- http://www.art-yuran.jp/2003/06/vol49.html
ルイザ・ランブリ - 無題(プランリーブルシリーズ)
1997年の作品。チバクロームという技法によってプリントされた写真が二点、額に入れられて展示されていた。写っているのは建物の廊下のような風景。若干グリーンのかかったブルーの色彩が物寂しげに感じられた。
作者は建築物を主に撮影している写真家だそうで、コルビュジエをはじめとした近代建築の写真を撮り続けているとのこと。2006年にはギャラリー小柳にて展示も行っていたそうだ。チバクローム(シバクローム)は通常の銀塩プリントよりも耐久性に優れるとのこと。実際の建築物がもつ耐久性に、その像である写真にもより近しい保存性を残す意味での技法の選択なのだろうか。美術館の展示品に多く用いられる技法だそうなのであんまり深くは関連付けられていないかもしれないけれど、そんな憶測も浮かんでしまう。
Luisa LAMBRIにて検索をかけたほうがより多くの情報に触れられる。amazonでは洋書だが写真集も購入できる。今回展示されていたもの以外の写真も、通常の建築写真にあるようなおっぴろげのくどさは見られず窓や壁にあたるおぼろげな光の色彩が爽やかでキレイなので、写真集はちょっと欲しくなってしまった。
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