エレファントカシマシ Live at SHIBUYA AX
- 投稿日 :
- 2007.9.29
- カテゴリ :
- 05_MUSIC
エレカシのライブに赴く。ワンマンは2004年の野音以来3年ぶりで2度目。SHIBUYA AXに行くのははじめてのこと。客の年齢層は高く、女性が多い。僕の整理券はA1031番だったが、それでも最前の少し手前まではこぎつけることが出来た。
曲目は「シグナル」から始まり、「甘き絶望」「流れ星のやうな人生」「覚醒」「面影」と新しいものが目立った。新曲も4曲、あとは定番の「今宵・・」と「悲しみの果て」「珍奇男」。ベーシックだなぁという印象を持ったが、しかしそのなかでも「クレッシェンド・デミネンド」が聴けたのはお得感があった。
2回目のアンコールの1曲目が「ガストロンジャー」。2曲目は新曲、「俺たちの明日」、これが本日最後の演奏。
この曲、わかりやすい前向きな歌詞に特異さのない演奏だが、この曲を聴いて、宮本の40歳を迎えてだいぶ印象が変わったように感じているのは僕だけではないはず。エレカシの曲のなかには「真夏の革命」や「覚醒」など宮本自身の年齢がそのまま歌詞として現れるものが多いが、この曲もまさにそれ。僕はエレカシのこの類の曲が特に好きだ。
宮本は日本の近代文学に強い影響を受けているようだが、ドキュメンタリー「扉の向こう」のなかで先人が幾つのときに何をしていたかを自分になぞらえることがあるというようなことを言っていた。その考え方はとても面白いものなので僕も様々な先人に対して似たようなことを考えているのだけれど、僕にとってはその先人が宮本自身であったりするので、CDでもライブでも曲を聴いていてその中で年齢になぞらえた表現が出てくると、不意に意識してしまう。今日のライブでは最後の曲というのもあって特別な感があり、しんしんと響く歌声に聴き入っていた。
加えて、エレカシはMCが多い。アドリブも多い。演奏中に何か言葉にならない言葉を宮本が叫ぶことも多々ある。サンボマスターなどのように長い喋りから流れるように演奏に入るといった演出の美しさはないが、宮本の文学好きが影響しているのか、たまに気の利いたことをぽつりとこぼすことがある。CDでは味わえない、これも楽しみのひとつ。
本日、最後の曲、「俺たちの明日」は応援歌の印象が強い、みんな前向きに生きていきましょうよというような歌詞が続く。その曲も終盤に差し掛かる頃、宮本がぽつりと一言、「懐かしがってる場合じゃねえだろ!!」。客を指差して一喝。直前までガストロンジャーで浮かれていた僕ら、もうほんとすいません、という感じ。今日はこれで完全に持っていかれた。
「俺たちの明日」は11月にシングルが発売されるようで。カップリングの「さよならパーティー」は今日も演奏したが、ライブで二度聴いていて良い印象があるので、これもちょっと楽しみだったりする。
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