グループ展を観に行った
- 投稿日 :
- 2007.8.28
- カテゴリ :
- 01_PHOTOGRAPH
日曜日、水道橋まで出向く用事があり、それが午後3時に片がついたので、家路につく途中に新宿に寄った。新宿には写真の展示を行っているギャラリーが点在しているので、それらを巡回して時間をつぶそうと目論んだ。ここのところ忙しかったせいもあってか、写真の展示を観に行くのは久しぶりのこと。どんな展示が行われているのか下調べはしなかった。僕は元来写真好きなので観ていてつまらないということはまずないいから、気がかりではなかった。
とあるギャラリーでグループ展が開催されていた。ギャラリーというと場所によって広さは様々だけれど、そこは狭く、20m2程度。写真自体は観ていてそれなりに楽しめるものだった。
個人的な感想を述べれば、環境が良くなかった。複数人の展示ということらしいので、知人が押し寄せているのか、狭い室内に6~7人の人間が固まって幅を利かせ、おしゃべりをしている。とても写真を観るのに適した環境ではない。僕は多少気を悪くしながら一通り目を通して、すぐに建物を出た。
思い返せば、この状況は至極当たり前に思える。展示をしている側からすれば、お金を払ってイベントを起こしているわけだし、それに対して僕がお金を支払っているわけではない。写真の展示におけるサービスの提供者はギャラリーの管理人で、展示者はお客様の立場にいる。僕ら観客はその利害関係の外にいる第三者でしかないんだな。展示者は第一に自分たちのために展示を行っているのだから、彼らが僕を持て成す必要はないのだ。彼ら自身がお客様なんだから。展示者たちはアマチュアだから、不特定多数に作品を観てもらい、評価される必要もない。
そう考えると、僕としてももう少し配慮して写真を観に行く必要がある。見知らぬ観客の招かれていない場所に足を運ぶと、誰もが喜ばない結果になるということを今回の一件で思い知った。開放されているからといって、何でもかんでも手を出すべきではないなぁ。仰々しくて対価も支払う必要のある美術館のほうが、作品の質も高く観に行くのも気軽というのは皮肉。
そんなことを考えると尚更、10月の野口里佳展が気になるのです。
COMMENT
TRACKBACK
URL : http://tplh.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/460