the Roots - エレファントカシマシ

投稿日 :
2007.6.20
カテゴリ :
05_MUSIC

youtubeが日本語に対応したというのを聞いて、覗いてみようと訪れたところ不意にエレカシの出演しているテレビ番組を見つける。番組名は「the Roots」(スカイパーフェクTV)、ライフの発売直前ということなので、今から丁度5年ほど前にオンエアされたものだろう。以下がその動画、12回に分けられてアップされているなかの最初の回だ。

テレビ出演したエレカシは宮本が弄られ目立っている姿ばかりが印象に残っていたが、これはそういった様相とは異なっていて、プレゼンターのハービー山口に先導されてメンバー全員がバンドのエピソードを語っている。これは珍しい。

他人が自身の過去を語る、僕はそれを聞くのが昔から好きだ。先人の足跡を辿って、自分の指針にしたいという意識が僕の中にあるのかもしれない。そうなると自然と今の自分の年齢であった頃の彼らが何を考え何をしていたかということが気になるが、番組内ではバンドの結成前後やポニーキャニオン移籍あたりのエピソードが多く語られ、僕の知りたい頃の話はあまり話題に上らなかった。これは少し残念。

結局全編通して宮本の語りが多くなってしまっているが、その端々を捉えて気になった点は、「何を唄に織り込もうというのがあったか、とにかく売りたいというのがあった、花男にあるように『俺の姿を忘れるな』というような・・・」、「(エピックとの契約が切れた後)デモテープを配って回った、自尊心が傷つくようなことはなかった。」、「(ポニーキャニオン在籍時、メディアに多く露出し出したことについて)魂を売る、というような意識はなかった、売るような魂もない。」・・・そういった宮本の言葉が耳に残っている。

あまり言葉を端的に追っていくというのもナンセンスかもしれないが、上に挙げたような話から察するに、「生活」や「浮世の夢」をリリースしたその当初から世に認めらようとする意識が彼らの根底にあったのだとしたら、20年間で常に変化してきたと言われる彼らのスタイルについて、何時何時の頃がどうだこうだと僕らが賛否両論述べること自体下世話だということになる。アルバム「ライフ」のプロデューサーに小林武史を迎えた後に、改めてセルフプロデュースに回帰、その後「町を見下ろす丘」にて再び佐久間正英うをプロデューサーに据えるあたり、この番組から5年経つ今もそれは変わりないということだろう。だったらそれこそ僕らは黙って聴けということになる。

且つそういう意識を持って行動していた第一が宮本だということが印象的だ。今僕が見習うとしたらこの点だろう。宮本が「悲しみの果て」のデモテープを売り込みに駆け回る姿を想像すれば、何を恐れる必要もない。

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