Give a dog a bad name and hang him

投稿日 :
2007.5.22
カテゴリ :
08_LIFE

下高井戸には個人経営の飲食店が多数ある。たい焼きや今川焼きなどの焼き菓子を売っている店もあって、値段も安いので、僕も甘いものが食べたくなったときにはよく利用していた。

先日新宿に買い物に出かけ、昼過ぎに下高井戸まで帰ってくることが出来たので、小腹が空いていて丁度いいと思いその日もいつも利用している焼き菓子の店に出向くことにした。

いつもはすぐに買うことができる店だったのだが、その日は先客がいた。店主が一人で運営している店だったので、先客がいる場合はその買い物が終わるのを待つしかない。

それから5分くらい経過したろうか、まだ前の客が場を離れようとしない。はばかりつつも様子を伺うと、客は店主と顔見知りらしく世間話を続けている。その客の手荷物に目を向けると、片腕にぶら下げたビニール袋の中にその店で売っている焼き菓子のパッケージが見え隠れする。客は既に買い物を済ませているようだった。それに気づいてしまったので、僕のイライラは徐々に募っていった。

10分ほど経過したろうか、まだ客は場を離れない。店主は客と対面する形で店内に立っているから、客の真後ろにいる僕の存在は気づいている。なんだか馬鹿らしくなってしまったので、僕がその場を離れることにした。甘いものが食べたい衝動は変わらなかったので、菓子はデパートの食品売り場で買った。

僕がその店に行くことは二度とないだろう。値段も安く、味もいいので頻繁に寄っていた店だったが、自分のなかで徐々に増していった店に対しての良い評価も、たった一度の店主の悪い対応ですべて覆ってしまった。経営側にしてみれば些細なことなんだろうけれど、客の感情としては今回の僕の思ったところも特別なものではないだろう。僕もあまり気の回る性格ではなく仕事で失敗したことも多いが、一回のミスでその先の受注をすっぱり失うなんてこともあるかもしれない。身につまされるような実体験でした。

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