意図
- 投稿日 :
- 2007.2.20
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顧客からの修正指示には意図がある。制作会社としてはその意図に沿って、それを解決する効力を持ったクリエイティブを提出する義務がある。意図を考慮し、そこに潜む顧客のギモンや不満の解決法をどう構築するのかを説明出来なければデザインは出来ない。
一見なんでもないものの役割を考えそれをあるカタチに具現化、はたまたそこに別の役割を与えるなどして発展させていく手法は、「デザインのデザイン」を読んで衝撃を受けしっかりと脳みそに刻み込んだはずだったんだけれど、どうにもいつのまにか僕の頭からはすっぽり抜け落ちていたようだ。
今日はデザインの意図についての話を、仕事で何度もする機会があった。一つの業務のなかだけではなく、複数の業務のなかでのこと。いずれも「お客さんの意図を汲み取ることは大事ですよ。」というアドバイスを受けたというもの。
その「意図」についての理屈は単純且つ明確で至極あたりまえに聞こえるが、僕がそれを出来ないのはその意識が無意識のレベルに到達していないからだろう。顧客からハナシをきいている最中に、顧客の意図を汲み取って制作の担当者にヒントを与えてやろうという無意識の姿勢がないから、デザインのヒントを取りこぼす。
果たしてどうすればそういう姿勢が身につくのか。自分でモノをつくる経験を培うのが一番だとは思うが、これからディレクターとしてやっていこうという今の僕の立場からして現実的な方法ではない。失念しないよう、電話を受ける際にいつも見つめているPCのモニターに、「顧客の意図を汲み取ろう」とでも書いた壁紙を作って貼っておくぐらいのことをしたほうがよさそうだ。
社会人になってタスク管理を覚えメモを取ることを覚え、モノを覚えるという意識を忘れモノを忘れるという意識を覚えた代償がこれだ。サラリーマンの脳みそは工場のラインのようだが、少なくとも制作会社に属しているとそれが通じないから厄介だ。
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